採用代行に丸投げできる?任せられる業務範囲と失敗しない依頼のコツ

「採用活動、全部まるっとお願いしたい」「求人を出すところから内定フォローまで、誰かに任せられないだろうか」——採用担当者がいない中小企業にとって、切実な願いです。

結論から言えば、採用代行(RPO)を使えば、採用業務のほぼ全工程を「丸投げ」できます。ただし、丸投げして成功するケースと失敗するケースがあります。

この記事では、採用代行に実際に任せられる業務範囲を一覧で整理したうえで、丸投げで成功するための依頼のコツと注意点を解説します。

採用代行に「丸投げ」できる業務の全体像

採用代行に任せられる業務は、採用活動の上流(設計)から下流(内定後フォロー)まで多岐にわたります。以下は、おまかせ採用で実際に対応している業務の一覧です。

フェーズ①:採用設計(上流工程)

業務内容丸投げ可否補足
採用要件の定義・ペルソナ設計社員インタビューを実施し、現場の実態に合ったペルソナを策定
募集媒体の選定・契約予算と職種に応じた最適な媒体を提案
求人票の作成求職者目線で応募率の高い求人票を作成
スカウト文面の作成ABテストを繰り返し、開封率を最適化
現状分析・採用課題の特定既存の採用データをもとにボトルネックを可視化

フェーズ②:採用実行(中流工程)

業務内容丸投げ可否補足
スカウトメールの送信・運用毎月数千通を送信し、データ分析で改善
応募者対応・書類スクリーニング応募者への一次返信から書類選考まで対応
面接日程の調整候補者と企業双方のスケジュール調整を代行
企業説明会の企画・代行説明会資料の作成・進行・当日の運営まで対応
職業訓練校への営業・開拓メール・電話・直接訪問で開拓し、採用費ゼロの母集団を形成
カジュアル面談の代行求職者の志望度を高める面談を代行
定例ミーティング(週次/月次)進捗共有・数値分析・改善提案を実施

フェーズ③:内定・入社後(下流工程)

業務内容丸投げ可否補足
内定者フォロー内定辞退を防ぐためのフォロー連絡・面談
キャリアコンサルタント面談入社後の定着支援・キャリア面談を実施
数値分析・改善レポート採用活動全体の振り返りと次期への改善提案
採用ノウハウの社内引き継ぎ内製化に向けた業務の段階的な移管

唯一、丸投げできないこと

ほぼすべての工程を任せられますが、「最終的な合否の判断」だけは企業側で行うのが基本です。これは、入社後のミスマッチを防ぐためにも、経営者や現場マネージャーの目で候補者を見ることが重要だからです。

ただし、面接の同席サポートや評価シートの設計は代行できるため、「面接だけ出席して、あとは全部お任せ」というスタイルも可能です。

丸投げで失敗する企業・成功する企業の違い

採用代行に丸投げして「期待どおりに採用できた」企業と、「お金だけかかった」企業。その違いはどこにあるのでしょうか。

失敗パターン:「投げっぱなし」にしてしまう

丸投げと「投げっぱなし」は違います。よくある失敗例は以下のとおりです。

  • 初期ヒアリングで自社の魅力や課題を十分に伝えない
  • 定例ミーティングに参加せず、進捗を把握しない
  • 求める人物像があいまいなまま「いい人がいれば」で進める
  • 代行会社からの改善提案にフィードバックを返さない

採用代行は「自社の魅力を代わりに伝えるサービス」です。その魅力を代行会社が理解できなければ、精度の高い採用活動はできません。

成功パターン:「しっかり関わる」

成功している企業に共通しているのは、しっかりと情報を共有していることです。

  • 社員インタビューに協力し、現場のリアルな声を引き出す
  • 「こんな人が欲しい」「こんな人は合わない」を具体的に伝える
  • 定例ミーティングには5〜10分でいいので参加する
  • 書類選考や面接のフィードバックを素早く返す

自社の採用に彼らの動きがどう活かせるか?
みたいなところに注目しながら見ていくと内製化にもつながっていきます。

実際に丸投げした企業の事例

事例①:インフラ系SES会社(従業員8名)

エンジニア採用をエージェントのみに頼っていた8名のSES会社。社長が採用も兼任しており、「時間がない」「エージェント以外のチャネルを開拓したいが、ノウハウがない」という課題を抱えていました。

おまかせ採用に採用業務を丸投げした結果:

  • 職業訓練校の開拓数:3校 → 19校(4ヶ月間)
  • エージェント以外からの応募:0件 → 13件
  • 説明会の実施:1年で1回 → 4ヶ月で7回
  • 約80名に直接アプローチを実現
  • 採用費用ゼロのチャネルから継続的に候補者を確保

社長がやったことは「初期ヒアリングに1時間+月1回の定例参加」だけ。最終面接以外の採用業務をすべて弊社採用代行におまかせいただきました。

事例②:飲食店WEB集客コンサルティング会社(従業員21名)

MEOマーケター、経理、営業事務、WEBデザイナーの採用で「エージェントの採用単価が高い」「スカウトメールからの応募がゼロ」「人事部がないので採用を組織化したい」という3つの課題がありました。

採用代行に丸投げした結果:

  • スカウトメール開封率:3.6% → 40.7%
  • 応募数:27件増加
  • 採用説明会への参加者:49名(業界平均28.2名)
  • フォローアップ面談:14名を実施
  • 募集媒体や東京都の採用支援事業からMEOマーケターをMEOマーケター、経理、営業事務それぞれ1名採用成功、WEBデザイナーに関しては2名採用。

スカウト文面のABテスト・説明会の企画運営・候補者対応のすべてを採用代行に任せ、社内は最終面接だけに集中する体制を実現しました。

採用代行に丸投げする場合の費用感

弊社の採用代行の料金体系は月額定額制が主流です。何名採用しても月額は変わらないため、採用人数が増えるほどコストパフォーマンスが高まります。

プラン月額費用対応時間向いているケース
ライト30万円/月〜30時間/月まずは1職種から試したい
スタンダード50万円/月40〜50時間/月スカウト+説明会を並行で進めたい
プレミアム80万円/月60時間以上/月複数職種・大量採用を同時に進めたい

参考比較として、人材エージェント(紹介会社)の成功報酬は採用者の理論年収の30〜35%が相場です。年収500万円の人材を1名採用すると150〜175万円。採用代行のスタンダードプラン6ヶ月(300万円)で複数名採用できれば、1名あたりのコストは大幅に下がります。

丸投げを成功させるための3つのポイント

① 初期ヒアリングに全力を注ぐ
「どんな人が欲しいか」「自社の魅力は何か」「過去の採用で困ったこと」——この3点を最初にしっかり伝えましょう。ここが曖昧だと、どんなに優秀な採用代行でも精度が出ません。おまかせ採用では社員インタビューやワークショップを通じて、企業自身も気づいていなかった魅力を掘り起こします。

② 定例ミーティングは出る
週1回または月2回の定例ミーティングに参加するだけで、採用活動の方向性がズレるリスクを防げます。所要時間は15〜30分程度。報告を聞いて「このまま進めて」と言うだけでも十分です。

③ 「内製化」をゴールにする
ずっと丸投げし続けるのではなく、6ヶ月〜1年かけて採用ノウハウを社内に蓄積し、将来的には自走できる体制を目指しましょう。伴走型の採用代行であれば、業務の段階的な引き継ぎをサポートしてくれます。

よくある質問(FAQ)

採用代行に本当に丸投げできますか?

はい、多くの採用代行サービスでは求人票の作成からスカウト送信、日程調整、面接代行、内定者フォローまで一括で対応可能です。ただし「最終的な合否判断」は企業側で行うのが基本です。面接の同席や評価シートの作成まで代行するサービスもあります。

採用代行に丸投げする場合の費用はいくらですか?

月額制が一般的で、相場は月額30万〜80万円程度です。おまかせ採用の場合、ライトプラン月額30万円(〜30時間/月)からプレミアムプラン月額80万円(60時間以上/月)まで3プランがあります。成功報酬型のエージェント(1名150〜200万円)と比べ、複数名採用する場合はコストを大幅に抑えられます。

丸投げしても採用の質は落ちませんか?

むしろ質が上がるケースが多いです。採用のプロが求人票の書き方やスカウト文面を最適化するため、応募数・開封率が改善します。実際の事例では、スカウトメールの開封率が3.6%から40.7%に向上した実績があります。ただし、自社の魅力や求める人物像は初期にしっかりすり合わせることが重要です。

採用代行に丸投げすると社内にノウハウが残りませんか?

伴走型の採用代行であれば、ノウハウの蓄積と内製化を同時に進められます。おまかせ採用では推奨契約期間の6ヶ月の間に、求人票の作り方・スカウトの運用方法・説明会の進め方などを社内に引き継ぎ、最終的には自走できる体制を目指します。

採用代行を依頼してから実際に動き出すまでどのくらいかかりますか?

おまかせ採用の場合、最短5営業日でサービスを開始できます。初期ヒアリング・ペルソナ設計・媒体選定を同時並行で進め、早い段階からスカウト送信や求人公開を行います。


「採用担当がいなくて手が回らない」
「エージェントのコストが高すぎる」
「スカウトを送っても応募が来ない」
——こうしたお悩みに、我々が伴走支援いたします。

採用に関するお悩み、まずはお気軽にご相談ください。

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