Webデザイナーを採用したい企業の経営者・採用担当者に向けた記事です。「自社サイトや広告のデザインを社内で回したいのに、応募はあっても任せられる人がいない」「ポートフォリオを見ても、良し悪しを判断できる社員がいない」「経験者は制作会社やフリーランスに流れてしまう」――中小企業からは、Webデザイナーの採用について、こうした相談をよく受けます。Webデザイナーは応募者の数自体は集まりやすい職種ですが、自社に必要なスキルを持つ人を見極めるのが難しく、採用後に「思っていた仕事と違った」とお互いが感じることも少なくありません。
この記事では、企業側の視点でWebデザイナーの採用が難しい原因を整理し、職業訓練校から未経験デザイナーを採用する7つの手順、企業がポートフォリオを評価する5つの観点、そして外注できる業務と費用を解説します。
この記事でわかること
- 有効求人倍率0.11倍でも、企業がWebデザイナーを採用しにくい4つの原因
- 採用の前に決めておきたい、自社のWebデザイナーの業務範囲と求めるレベル
- デザイン分野の受講者が多い職業訓練校から未経験デザイナーを採用する7手順
- 企業がポートフォリオを評価する5つの観点と、面接・実技課題・職場体験の進め方
企業から見たWebデザイナーの採用市場|有効求人倍率0.11倍でも「採れない」理由
まずは、Webデザイナーという職種の採用市場を、公的なデータで確認しておきましょう。厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)によると、Web制作会社のWebデザイナーの有効求人倍率は令和7年度で0.11倍でした。年収は539.6万円、月額の求人賃金は28.2万円で、就業者数は約20万人とされています[1]。
| 指標 | 数字 | 出典 |
|---|---|---|
| 有効求人倍率 (Webデザイナー・令和7年度) | 0.11倍 | job tag(厚生労働省) |
| 年収 (令和7年賃金構造基本統計調査) | 539.6万円 | job tag(厚生労働省) |
| 月額の求人賃金(令和7年度) | 28.2万円 | job tag(厚生労働省) |
| 就業者数(令和2年国勢調査) | 約20万人 | job tag(厚生労働省) |
| 求職者支援訓練のデザイン分野 (東京・令和6年度) | 68コース・受講者1,459人・ 就職率58.9% | 東京労働局 |
有効求人倍率0.11倍とは、ハローワークで仕事を探す人10人に対して、求人が約1件しかないという水準です。数字だけを見れば、企業にとっては「応募が集まりやすい職種」といえます。
ところが、実際に採用を担当すると、「応募は来るのに採用できない」という状況に陥りがちです。理由は、応募者の数と、自社が求めるスキルを持つ人の数が一致しないからです。Webデザイナーを希望する人のなかには、学び始めたばかりの人から、制作会社で何年も実務を積んだ人まで、スキルの幅が非常に大きく含まれています。企業側が「即戦力の経験者」だけを求めると、該当する人は少なく、しかも制作会社やフリーランスとの取り合いになります。中途採用全体でも、募集したポジションの未充足率は57.8%にのぼるという調査があり[7]、「応募はあるのに埋まらない」状態は、多くの企業が抱える共通の悩みです。
【ポイント】 Webデザイナーの採用は「応募を集める」よりも「見極める」ことが難しい職種です。この記事では、応募の入口を整えたうえで、企業側がスキルを正しく評価する方法に重点を置いて解説します。
デザイナーの採用が難しい4つの原因|企業側でつまずくポイント
企業がWebデザイナーの採用でつまずく原因を、企業側の視点から4つに整理しました。
| 原因 | 企業側で起きていること | 打ち手の方向 |
|---|---|---|
| ① 求める業務範囲が広すぎる | デザイン、コーディング、SNS運用、広告運用まで1人に求めてしまう | 業務を分解し、必須と歓迎を分ける |
| ② 社内に評価できる人がいない | ポートフォリオの良し悪しを判断できず、印象で合否を決めてしまう | 評価の観点を決め、外部の目も借りる |
| ③ 経験者は制作会社・ フリーランスへ流れる | 事業会社のインハウスデザイナーの魅力が伝わらない | 自社で働く利点を具体的に示す |
| ④ 仕事内容があいまい | 求人票に「Webデザイン全般」としか書いておらず、ミスマッチが起きる | 担当する制作物と1日の流れを書く |
※一般的な傾向です(当社調べ)。会社の規模や事業内容によって当てはまる原因は異なります。
中小企業で特に多いのが、①業務範囲の広さと②評価できる人の不在の組み合わせです。社内にデザインの専門家がいない会社ほど、「Webのことは全部できる人」を求めてしまいがちですが、デザイン、コーディング、マーケティングのすべてを高い水準でこなせる人は、市場にほとんどいません。さらに、評価の基準がないまま面接を進めると、見た目の印象や話のうまさで採用を決めてしまい、入社後に「求めていたスキルと違った」となりやすくなります。
③経験者が制作会社やフリーランスに流れる問題は、伝え方で改善できる部分があります。事業会社のインハウスデザイナーには、「1つのブランドに長く関われる」「制作物の成果(問い合わせ数や売上)を自分の目で確かめられる」「納期に追われる受託の働き方より、改善に時間をかけられる」といった魅力があります。こうした利点を、求人や面接で具体的に伝えることが大切です。
伝え方のコツは、抽象的な言葉ではなく、自社で実際に起きていることを見せることです。「裁量が大きい」と書くよりも、「入社2年目のデザイナーが、自社サイトのトップページのリニューアルを担当した」のような具体例を示したほうが、経験者には響きます。デザイナーが社内に1人しかいない会社であれば、「一人目のデザイナーとして、デザインのルールづくりから任せたい」という打ち出し方も、成長意欲の高い人には魅力になります。
④仕事内容のあいまいさを解消するには、求人票の書き方の見直しが欠かせません。求人票の構成や書き方の基本は「応募が増える求人票の作り方|7つの構成要素とテンプレート」で解説しているので、この記事ではWebデザイナー職ならではの論点に絞ります。
採用前に企業が決めること|Webデザイナーの業務範囲と求めるレベル
採用活動を始める前に、自社がWebデザイナーに任せたい業務を書き出し、入社時点で必要なレベルと、入社後に育てればよいレベルを分けておきましょう。この整理ができていれば、未経験者を採るべきか経験者を採るべきかも自然に決まります。
| 業務 | 未経験者に入社時点で求める目安 | 経験者に入社時点で求める目安 |
|---|---|---|
| バナー・SNS用画像の制作 | 画像編集ソフトの基本操作ができる | 目的に合わせた訴求とレイアウトを自分で考えられる |
| Webページのデザイン | 既存のデザインルールに沿って修正できる | ページ全体の構成と導線から設計できる |
| HTML・CSSでのコーディング | 簡単な修正ができる(入社後に育成) | 自社サイトの更新を一人で担える |
| サイトの改善提案 | 入社後に先輩と一緒に学ぶ | アクセスデータをもとに改善案を出せる |
| 社内外との調整 | 指示を受けて進められる | 営業や外注先と仕様を詰められる |
※目安は一般的な例です(当社調べ)。自社の業務内容に合わせて調整してください。
job tagでも、Webデザイナーは写真や画像の加工などの素材づくりから始めて、徐々にページ全体のデザインを担当していくのが一般的な流れとされています。中小企業が最初に採用するなら、バナー制作やページの修正など、入社後すぐに任せられる業務から始め、育成しながら担当を広げるという設計が現実的です。
業務範囲を決めたら、それを「必須」と「歓迎」に分けて求人に書きます。たとえば「必須:Photoshop・Illustratorでの画像制作の経験(独学・訓練校での制作も可)」「歓迎:HTML・CSSでのコーディング経験」のように書けば、未経験者でも応募しやすく、経験者にも求めるレベルが伝わります。
求人票では、2024年4月の労働条件明示ルールの改正にも注意が必要です。求人の募集時に「従事すべき業務の変更の範囲」などを明示することが求められるようになりました[4]。デザイナーとして採用した人に、将来的に広報やマーケティングの業務も任せる可能性がある場合は、その範囲を正確に書いておきましょう。
未経験デザイナーを採用する方法|中小企業向けの訓練校ルート7手順
経験者の奪い合いを避けて、中小企業が使いやすいのが職業訓練校からの採用です。デザイン分野の職業訓練は受講者が多く、東京労働局の資料によると、東京の求職者支援訓練では令和6年度にデザイン分野で68コースが開かれ、受講者は1,459人と、分野別で最も多くなっていました。就職率は58.9%です[2]。
| 項目 | デザイン分野(東京・令和6年度) | IT分野(参考) |
|---|---|---|
| コース数 | 68 | 92 |
| 受講者数 | 1,459人 | 1,077人 |
| 就職率 | 58.9% | 59.3% |
※東京労働局「ハロートレーニング(離職者向け)の令和6年度実績」の求職者支援訓練の数字。
全国で見ても、公的職業訓練(ハロートレーニング)の受講者は令和7年度で87,312人(暫定値)にのぼり[6]、デザインを含むさまざまな分野で、就職をめざす人が技能を学んでいます。
受講者の多くは、Webデザインの基礎を学び、訓練中に制作物をつくったうえで就職先を探しています。つまり、入社時点でソフトの基本操作ができ、制作物で力量を確かめられる未経験者に会える場所です。都道府県の職業能力開発センターにも、DTPやグラフィック、メディアプロモーションなど、デザインに関わる科目を持つ校があり、企業向けに求人票の様式や就職支援の窓口を案内しています[3]。
訓練校からWebデザイナーを採用するには、次の7つの手順で進めます。
- 【コースを探す】 都道府県の職業能力開発校・センター、求職者支援訓練の実施校のなかから、Webデザイン、グラフィック、DTPなどのコースを一覧にします。
- 【学んでいる内容を確認する】 コースのカリキュラムを見て、どのソフトをどこまで学ぶのか、コーディングまで扱うのかを確認します。自社の業務範囲の表と照らし合わせると、入社後に育てる部分が見えてきます。
- 【修了時期から逆算する】 コースごとに修了時期が決まっているため、修了前の就職活動の時期に合わせて求人と説明会の日程を組みます。
- 【就職支援担当に連絡する】 求人票の出し方、企業説明会や見学の受け入れの可否を電話で確認します。
- 【訓練の成果物を見せてもらう】 訪問の際に、受講者が訓練中に制作したものを見せてもらえるか相談します。レベル感をつかむと、選考の基準を決めやすくなります。
- 【説明会で入社後の仕事を見せる】 受講者が知りたいのは「訓練で学んだことが、入社後にどう生かせるか」です。実際に自社で制作しているバナーやページを見せながら、最初の3か月に任せる仕事を具体的に話します。
- 【結果を報告し、次の期につなげる】 応募や採用の結果を担当者に共有し、次の期にも声をかけてもらえる関係を続けます。
弊社の支援では、電話・訪問・公共事業への参加を組み合わせて提携する職業訓練校を2校から42校に開拓し、無料で25件の応募につなげています。弊社は1社で最大7職種を同時並行で採用支援しており、そのなかにはWebデザイナーも含まれます。
※弊社支援先の実績(2026年8月時点)。企業ごとに条件は異なります。
【注意点】 訓練校の受講者は、実務経験がない人が中心です。「実務経験3年以上」のままでは応募は来ません。業務範囲の表で決めた「入社後に育てる部分」を、研修計画として説明会や面接で示しましょう。
ポートフォリオの見方|企業が評価する5つの観点
Webデザイナーの選考で最も重要なのが、ポートフォリオ(これまでの制作物)の評価です。社内にデザインの専門家がいない会社でも、見る観点を事前に決めておくことで、印象に左右されない評価ができます。企業側が確認したい5つの観点と、面接での質問例をまとめました。
| 観点 | 企業が見るポイント | 面接での質問例 |
|---|---|---|
| ① 目的の理解 | その制作物が「誰に、何を伝えるため」のものかを説明できるか | 「このバナーは、どんな人に何をしてもらうために作りましたか」 |
| ② 担当範囲 | チームでの制作物のうち、本人がどこを担当したか | 「この制作物で、ご自身が担当した部分はどこですか」 |
| ③ 基礎の確かさ | 文字の読みやすさ、余白、色の使い方、情報の優先順位が整っているか | 「この配色にした理由を教えてください」 |
| ④ 自社の業務との近さ | 自社で任せたい制作物(バナー・LP・コーポレートサイト等)に近い実績があるか | 「当社の◯◯のようなページを作るとしたら、どこから手をつけますか」 |
| ⑤ 改善の姿勢 | 修正の依頼や結果を受けて、どう直したかを語れるか | 「作った後に修正したことはありますか。何をどう変えましたか」 |
※観点は一般的な例です(当社調べ)。自社の業務範囲に合わせて重みを調整してください。
社内にデザインの専門家がいない場合、③の基礎の確かさを正確に判断するのは難しいかもしれません。その場合でも、①目的の理解、②担当範囲、⑤改善の姿勢は、デザインの専門知識がなくても質問への答え方で評価できます。「なんとなくおしゃれに作りました」ではなく、「20代の女性に、まず資料請求をしてもらうことを目的に、ボタンの色と位置を決めました」のように、目的から説明できる人は、事業会社のデザイナーとして活躍しやすい傾向があります。
②担当範囲の確認も欠かせません。制作会社で働いていた人のポートフォリオには、チームで作った制作物が含まれていることが多く、全体のディレクションをしたのか、一部の画像を作ったのかで、本人の力量はまったく違います。また、前職の取引先の案件は守秘義務で公開できない場合もあるため、「掲載できない実績はありますか。差し支えない範囲で、どんな仕事だったか教えてください」と聞くと、ポートフォリオに載っていない経験も把握できます。
未経験者の場合は、訓練校や独学での制作物が中心になります。実務の制作物と同じ基準で比べるのではなく、①目的の理解と⑤改善の姿勢に重みを置いて評価しましょう。基礎の技術は入社後に伸ばせますが、目的から考える姿勢や、指摘を受けて直す力は、育成のしやすさに直結します。
経験者を採用する場合は、反対に③基礎の確かさと④自社の業務との近さの比重を上げます。経験者には入社後すぐに成果を求めることが多いため、自社で任せたい制作物に近い実績があるか、その実績のなかで本人がどこまで担ったのかを丁寧に確認しましょう。未経験者と経験者で評価の重みを変えるときは、面接の前に観点ごとの比重を決めておくと、面接官どうしで判断がぶれません。
【回避策】 評価の観点と点数のつけ方を面接の前に決め、面接官どうしで共有しておきます。厚生労働省も、採用選考は応募者の適性・能力に基づく基準で行い、面接では事前に質問項目と評価基準を決めて、できるだけ客観的に評価することを求めています[5]。
Webデザイナーの選考の進め方|面接・実技課題・職場体験
ポートフォリオに加えて、選考の進め方にもWebデザイナー職ならではの工夫があります。企業側が取り入れやすい3つの方法を紹介します。
- 【構造化面接で評価をそろえる】 ポートフォリオの5つの観点に沿って質問を決め、すべての応募者に同じ質問をします。面接官によって評価がぶれるのを防げます。面接の質問の作り方は「面接官のやり方と質問リスト50|構造化面接で見極め精度を上げる手順」で詳しく解説しています。
- 【短時間の実技課題を出す】 自社の業務に近い簡単な課題(既存のバナーの改善案を考えるなど)を、面接の場や短時間で取り組める形で出します。課題を出す場合は、所要時間の目安を伝え、提出物を実際の業務に使わないことを明示するなど、応募者の負担と権利に配慮しましょう。
- 【1日職場体験で働く姿を確かめる】 最終選考の前後に、実際の職場で先輩デザイナーや担当者と一緒に過ごしてもらいます。応募者は仕事の進め方や職場の雰囲気を知ることができ、企業側も一緒に働くイメージを確かめられます。
特に未経験者を採用する場合は、1日職場体験の効果が大きくなります。訓練校で学んだ内容と、実際の業務とのあいだには、どうしても差があります。入社前に業務の流れを体験してもらうことで、「思っていた仕事と違った」という早期離職を防げます。弊社の支援でも、1日職場体験を通じて、入社後のミスマッチを防ぐ取り組みを行っています。
社内にデザインの専門家がいない会社では、選考の一部に外部の目を入れるのも1つの方法です。たとえば、取引のある制作会社やフリーランスのデザイナーに、最終候補者のポートフォリオを見てもらう、といった形です。社内の担当者は、目的の理解や改善の姿勢、自社との相性を評価し、技術面の評価は外部の専門家に補ってもらうと、判断の精度が上がります。
入社後の育成計画も、選考の段階で伝えておきたいポイントです。特に未経験者やデザイナーが社内に1人だけになる場合は、「誰に相談すればよいのか」「どうやってスキルを伸ばせばよいのか」が分からないまま孤立してしまうことがあります。最初の3か月に任せる業務、外部の講座や書籍の補助、制作物を見てもらう相手(外部のデザイナーや制作会社など)を決めておき、面接で説明できるようにしておくと、入社の決め手にもなり、定着にもつながります。
Webデザイナーの採用を外注できる業務と費用相場
Webデザイナーの採用で、社内の担当者だけでは手が回らない業務は、外部に任せることもできます。採用の業務を3つの段階に分けると、次のようになります。
| 段階 | 外注できる業務 | 社内に残す判断 |
|---|---|---|
| 採用設計 | 業務範囲の整理、ペルソナ設計、求人票作成、媒体選定、訓練校の開拓 | どんなデザイナーを採り、どう育てるか |
| 採用実行 | スカウト送信、応募者対応、説明会の代行、面接の日程調整 | ポートフォリオと面接での合否の判断 |
| 内定・入社後 | 内定者フォロー、入社後のキャリアコンサルタント面談、数値分析 | 配属と担当業務 |
※一般的な例です(当社調べ)。代行会社によって対応範囲は異なります。
採用の方法ごとの費用は、次のとおりです。
| 採用方法 | 費用の出方 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 人材紹介 | 成功報酬 | 年収の35%〜100% |
| 求人広告 | 掲載課金(採れなくても発生) | 媒体・プランにより異なる |
| 採用代行(おまかせ採用) | 月額固定・採用時の手数料なし | ライト30万円/ スタンダード50万円/ プレミアム80万円 |
| 職業訓練校 | 無料の枠が多い | 0円(社内の工数のみ) |
※一般的な例です(当社調べ)。実際の条件は各社・各契約によって異なります。おまかせ採用は※2026年8月時点の料金です。
費用の考え方を、試算で比べてみます。
- 人材紹介で採る場合(試算):年収450万円のデザイナーを手数料率35%で採用すると、1名157.5万円になります。
- 採用代行で採る場合(試算):月額30万円×6か月=180万円。採用人数が増えても採用時の手数料はかかりません。
- 訓練校ルートを組み合わせる場合:説明会や求人の枠に費用がかからないため、2名以上を採用できれば、1名あたりの費用は人材紹介より下がる計算になります。
※試算は仮定の条件による例です。年収・手数料率・採用人数によって結果は変わります。
見積りを比べるときは、採用代行の月額に求人媒体の掲載料が含まれるかどうかも確認しましょう。媒体費は別途かかることが多いため、訓練校や無料の求人媒体など、採用費のかからない入口をどれだけ組み合わせられるかで、最終的な総額が変わります。
採用代行は、1名の採用から、新卒・中途を問わず依頼でき、初回打ち合わせから最短5営業日で開始できます。中小企業向けの採用代行を費用と範囲で比べたい場合は「中小企業向け採用代行おすすめ5選|300名以下の費用比較表」が参考になります。
事例|訓練校3校→19校・エージェント以外の応募0件→13件(別職種の事例)
弊社の支援先にWebデザイナー採用の事例として公開できるものはまだないため、ここではWebデザイナー以外の職種の事例として、訓練校ルートを立ち上げたインフラ系SES会社(従業員8名、30代のエンジニアを募集、創業以来初めての採用)の事例を紹介します。訓練校を開拓して未経験者に会う手順は、Webデザイナーの採用でもそのまま使えます。
この会社は、職業訓練校を開拓したいが時間がない、採用費をかけられない、エージェントからの紹介しかなく母集団の質と採用単価が高い、という課題を抱えていました。
| 項目 | Before | After(支援開始から4か月) |
|---|---|---|
| 提携した職業訓練校 | 3校 | 19校 |
| エージェント以外からの応募 | 0件 | 13件 |
| 企業説明会の回数 | 1年に1回 | 4か月で7回 |
| 説明会で直接アプローチした人数 | 県主催の説明会で着席1名 | 80名程度 |
※インフラ系SES会社(エンジニア採用・Webデザイナー以外の職種)の事例です。※弊社支援先の実績(2026年8月時点)。企業ごとに条件は異なります。
弊社が行った打ち手は、次の3つです。
- 【訓練校と公共事業をリサーチする】 募集職種に近いコースを持つ訓練校や公共事業を洗い出し、電話と訪問でアプローチして、説明会の枠を採用費0円で獲得しました。
- 【資料と話し方を整える】 訓練生に向けて、未経験からどのように仕事を覚えていくのかが伝わるよう、説明会の資料と話し方を担当者に助言しました。
- 【代行で回数を担保する】 担当者だけでは手が回らない回は弊社が説明会を代行し、4か月で7回の開催を実現しました。
その結果、エージェントに頼るしかなかった状態から、エージェント以外のルートで13件の応募が集まるようになりました。職種は違っても、「会う場所を変える」「入社後の仕事を具体的に見せる」「回数を重ねる」という順番で進めたことが成果につながっています。Webデザイナーの場合は、説明会で自社の制作物を実際に見せられるぶん、エンジニアよりも仕事のイメージを伝えやすいという利点もあります。
【Webデザイナー採用への転用のポイント】 Webデザイン・グラフィック・DTPのコースを持つ訓練校を探し、①説明会の枠を確保する、②自社の制作物を見せながら入社後の仕事と研修を説明する、③回数を重ねて振り返る、という順番で進めれば、同じ手順でWebデザイナーの母集団をつくれます。
よくある質問
Q. Webデザイナーの採用が難しいのはなぜですか?
Webデザイナーは有効求人倍率が0.11倍(job tag・令和7年度)と、応募者自体は集まりやすい職種です。一方で、応募者のスキルの幅が大きく、企業が求めるスキルを持つ人を見極めるのが難しいこと、経験者が制作会社やフリーランスに流れやすいこと、社内に評価できる人がいないことなどから、企業側が「採用できない」と感じやすくなっています。
Q. 未経験のWebデザイナーはどこで採用できますか?
職業訓練校が有力な選択肢です。東京の求職者支援訓練では、令和6年度にデザイン分野で68コースが開かれ、受講者は1,459人と分野別で最も多くなっていました。受講者は訓練中に制作物をつくっているため、制作物で力量を確かめたうえで採用できます。求人の申し込みや説明会は、掲載料のかからない枠が多くあります。
Q. 企業はポートフォリオのどこを見ればよいですか?
目的の理解、担当範囲、基礎の確かさ、自社の業務との近さ、改善の姿勢の5つの観点で見るのがおすすめです。社内にデザインの専門家がいなくても、「誰に何を伝えるために作ったか」「どこを担当したか」「修正をどう反映したか」は、面接での質問への答え方で評価できます。
Q. Webデザイナーの選考で実技課題を出してもよいですか?
自社の業務に近い短時間の課題は、スキルを確かめる方法として有効です。ただし、所要時間の目安を伝え、提出物を実際の業務に使わないことを明示するなど、応募者の負担と権利に配慮しましょう。あわせて、1日職場体験で実際の業務の流れを体験してもらうと、入社後のミスマッチを防げます。
Q. Webデザイナーの採用を外部に任せることはできますか?
可能です。おまかせ採用では、業務範囲の整理や求人票の作成、職業訓練校の開拓、説明会の代行、面接の日程調整、入社後のキャリアコンサルタント面談までを、月額固定(ライト30万円、スタンダード50万円、プレミアム80万円)で伴走します。1名の採用から依頼でき、初回打ち合わせから最短5営業日で開始できます(2026年8月時点の料金)。
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Webデザイナーの採用のお悩み、おまかせ採用にご相談ください
Webデザイナーの採用は、業務範囲を決め、訓練校などの入口を持ち、ポートフォリオを評価する観点をそろえることで、自社に合う人を見極められるようになります。弊社では、入社者の4割超が、無料媒体・自治体の支援・リファラルなど採用費0円のチャネルからの入社です(2026年8月時点)。Webデザイナーを含む最大7職種の同時採用まで、1名の採用から月額固定でご支援可能です。
※弊社支援先の実績(2026年8月時点)。企業ごとに条件は異なります。
